harumakipokeのブログ

ポケモン勢がまったり書くブログです。 ダブルバトルの内容多め

集団について

※諸注意

 集団というものについて改めて考えるきっかけがあったので、それらいろいろと考えたことを書き散らします。

 完全に私個人の考え・意見です。

 

要約

  • 現将棋部は少しガチ寄りのエンジョイ集団です
  • 自分に合うところに入るのが1番です
  • 仮入部で実際どんな感じの部活なのかわかります
  • たまたま雰囲気を気に入って、仲良くしてくれたら嬉しいです

 

 

集団を作るのは利益を得るため

 そもそも集団を作るのは、1人でいるよりも多くの利益(精神的なもの含め)を得るためです。1人の方が得られる利益が大きければ集団を作る意味がありません。

 

 団体競技は1人では行えませんので集団を組む必要がありますし、また個人競技であっても複数人で行動した方が効率の良い場合も多くあるでしょう。

 

 あえてきつい言い方をするならば、以上のような目的で形成された集団においては、集団の利益に貢献しない者には存在価値がありません。

 

 練習を真面目に行わない部員は必要ありませんし、対価として差し出せるものが何もない人はフリーライダーです。

 

ガチ集団とエンジョイ集団がある

 上の文章を読んで、世の中の集団みんながみんなカッチリした目的を持っているわけではないと思った人もいるかもしれません。

 

 サークル本来の活動よりも飲み会等他の活動がメインになっているようなサークルもあるかもしれませんし、私が属しているようなポケモンは半分引退しているのにまだその他の面で付き合いがある(元)ポケモン勢の集団もそうです。

 

 わかりやすい明確な目的を持った『ガチ集団』に対してこれら『エンジョイ集団』の目的は何なのでしょうか。なぜ目的を達成する意識が低いのに何か特定のことをやる人で集まるのでしょうか。趣味がてんでバラバラだけどみんな仲良しグループじゃダメなのでしょうか。

 

エンジョイ集団は掲げた目的を通して人と交流することが実際の目的

 エンジョイ集団の真の目的は人とコミュニケーションをとることです。掲げた目的(やることの内容)は集団内の共通の話題を生み出すためのものにすぎません。

 

 1対1なら出会って話している時点でなんらかの共通の話題があるはずですが(そうでないと出会いもしないし話もしないため)、3人以上になるとAとB・AとCの間の話題はあるがBとCの間の話題はないということも起こりえます。友達の友達というやつとかが分かり易い例ですね。

 

 こういう面白くない状況を回避するために、エンジョイ集団であってもなんらかの目的を掲げて共通の話題を持つ人間だけを集めるのです。

 

 ポケモンをかじっている人の間でならエースバーンの新特性リベロとか実質変幻自在じゃんつえー!って言っておけば全員が話題についてこられますし、将棋部ならば藤井七段の終盤とかもはやソフトレベルじゃんつえー!って言っておけば皆で会話を楽しむことができます。集団内の共通の話題、とても大切ですね。

 

多くの集団はガチ集団とエンジョイ集団両方の性質を併せ持つ

 いろいろ書きましたが別にガチ集団が共通の話題によるコミュニケーションを楽しまないわけではないですし、エンジョイ集団も大会等に出ることになればそれなりに真面目に取り組みます。

 

 この2つははっきりどちらかだと言えるものではなく、また優劣もありません。集団によりどちらの性質に偏っているかというものでしかないです。どちらの性質に偏るかは集団内の多数派によって決まります。

 

 逆に、集団内の少数派は基本的に多数派に染まっていくか集団から離れるかしていきます。

 

 意識の高い集団に放り込まれた人は触発されて自分も行動を起こすか集団についていけずに離れるかでしょうし、意識の低い集団に迷い込んでしまった人は自分もだらけていくか集団を見限って距離を置くかでしょう。

 

 こうして集団に馴染んでいくか離れていくかを繰り返しているうちに人は居心地の良い場所を見つけます。大学には多数のサークルが存在し、SNS上には無数のコミュニティーが存在するので、それが可能となっています。

 

今私は少しガチ寄りのエンジョイ勢

 長々とめんどくさい余計なことを書きましたが、今私は少しガチ寄りのエンジョイ勢というスタンスで物事を楽しむことが多いです。

 

 中学生のころは世界大会目指して毎日ポケモンをプレイしていましたが、今では剣盾のプレイ時間2桁ととてもガチ勢とは言えない状態です。ポケモン関連の話題で盛り上がり、ポケモンでつながった(元)ポケ勢の集団内でツイキャスで別のゲームをするなどして楽しんでいます。

 

 しかしながら大会前には海外で結果を残した構築を研究し、ポケ勢仲間の助けも借りて用意した構築でINC1700にはのせるなど、まだ一応ガチな面も残ってはいます。

 

 また将棋においても高校の頃は有段者になることを目標に定跡書を読んだり毎日部活で長い将棋を指したりしていましたが、今では半観る将であり部室で指すのも短い将棋ばかりです(単純に長い将棋の方が好みなので、部活で長い将棋をもっと指したいとは思っています)。

 

 こちらも大会には将棋倶楽部24の対局数を増やして最高レートを更新したり、詰将棋を解く数を増やすなどして臨みました。量が足りないことや実力差もあり結果には結び付きませんでしたが、真剣に取り組む面もあります。

 

自分に合った集団に落ち着いた

 私は大学でポケモンサークルと料理サークルにも入っていましたが、今ではそのどちらにも行っていません。

 

 ポケモンサークルを離れたのは自分の主戦場としているダブル勢が少なく共通の話題に乏しかったことが原因で、料理サークルを離れたのは思っていたよりもゆるく料理のスキルを習得するのには向いていなかったからです。

 

 結局私は将棋部に落ち着きました。部の雰囲気が自分に合っており、居心地が良かったからです。

 

将棋部はガチ寄りのエンジョイ集団

 将棋部の雰囲気が自分に合ったのは、部員の多くのスタンスが私と似ていたからでしょう。

 

 『会えば将棋という共通の趣味で楽しむし大会にはそれなりに準備をして挑むけれども、将棋が全てというわけでもないので、リアル対局と比べてただ将棋をやるだけになりがちなオンライン練習会にはほとんど参加しない。』

 

 ガチ寄りではあるけれども、集団の本質を将棋そのものには求めていない人が多数派のエンジョイ集団ですね。

 

 将棋という共通の趣味で集まった人たちで遊ぶという側面が強いのではないかなと思います。

 

たまたま居心地よければ嬉しい

 集団のガチ・エンジョイのスタンスを変えることは困難ですし、自分に合った集団を見つける方が基本的に楽です。

 

 また身内ノリ(身内ネタ)がキツイと感じたら、その集団には馴染みにくいだろうと思います。これもまた自分に合ったところを探す方が早いです。

 

 今残っている集団のメンバーの多くは当然現状居心地が良いと思っているから残っているのですから、その集団の性質はなかなか変わりません。メンバーの世代交代による変質には時間がかかります。

 

 結論としては、集団に入るときはいろいろ試してみて自分の合うところに落ち着くのが1番だと思っています。最初の頃は良かったけど、実際入ってみたら新歓のときとは違ったというのもあるあるです。そこから無理して馴染もうとしてもあんまりいいことはありません。

 

 個人的には、新入生の方々には仮入部によって正式入部する前に実際のところどんな部活なのか知ってもらえればなと思っています。もちろんその結果合わないなとなったらそれはそれで早めに気づけて良いことでしょうし。

 

 自分と同じ集団に新しい人が入ってきてほしいしその人たちと仲良くできたらいいなとは思いますが、それよりも各人がそれぞれにとって最も居心地の良い場所に巡り会えることが大切です。もしそれがたまたま自分と同じところだったら嬉しいです。

 

まとめ

 現状私は少しガチ寄りのエンジョイ勢で部のことをそれなりに気に入っており、多くの新入部員の方と仲良くなれたらいいなと思っています。

 

 しかしたくさん新入部員が入っても結局合わずに抜けていくなら全く意味がないとも思っていますし、そうした悲しいミスマッチはできれば避けたいです(もちろん合わなかったら抜けるのは正解だと思います)。

 

 そういう意味では、もし今の部のことを気に入って入部してくれる新入生が少なくてもニーズがなかったんだなというだけかなと(あくまで私個人としては)考えています。

 

 個人的には以上のように考えていますが、私にももう1つ毎年大会に参加する面子を揃えられないと困るっていう新入生には何も関係ない部活本位な事情もあって、自分の考えと部活の利益とのずれで思ったことを書いた次第です。